Friday, December 18, 2015

まわりまわって

前回ブログを書いたのが10月で驚きました。今日は12月18日金曜日。おぅ( ´゚д゚`)!日々日々思い浮かぶことはあるけど、一言と写真とかそういう軽いタッチのも送れないし書こうと思ってもなんだかまとまらないとかで「ま、いっか」と思ったら1か月半も過ぎていました。

今週はヨガプラスの特別クラスでアメリカLAからウラジミール・ジャンドヴ先生が来られていて、そのうちの5クラス分を通訳させていただいたんです。

アイアンガーアヨガの認定講師で20年以上のヨガとマーシャルアーツ(東洋の武術を中心とした自己防御や心身の鍛錬健康のための技術の総称)の経験者です。アイアンガーヨガを基礎としたエネルギッシュなクラスでした。

私が通訳として関わったのは、呼吸を深める、首肩腰へのセラピー、アイアンガーヴィンヤサ、内観と身体感覚を醒ますというテーマとプライベートレッスン。

ウォームアップ中のウラジミール。パリブルッタジャヌシルシャサナというポーズ。エネルギーと安定感と足裏のアーチや踵の組織の厚みにしばしほーーーーっと見入っていました。アイアンガーヨガの先生は、本当に身体全体にはりを持っていて引きあがった胸とその上に置かれる顔やリラックスしながら堂々としているように見えます。


アイアンガーヨガはBKSアイアンガー師の鍛えて練り上げられたハタヨガの技術を伝えていますが、身体を強くきたえながらその身体を知性を持って動かせと言います。逆立ちをするときにはいつも一番上にある頭/脳の代わりに足の裏がある。例えば姿勢を真っすぐにして頭を保つように足の裏を上方向に押し出して伸びてゆく。足の裏に知性を持ってとウラジミールは言いました。ただただ腕を地面につけて押し出すのではなくて指の1本1本が自立しているように地面に触れて身体を支える。

どんなポーズも身体の各部分は好きな方向へ伸びてゆくのではなくて、自立して動きながら一つの身体の統合体としてエネルギーを持って呼吸していくと何度も言いました。オーケストラや質の良いコンテンポラリーダンスに例えられました。Asana should be one piece with integrity . ヨガのポーズは一つのかたまりとして統合される。

アイアンガーヨガの指導は、一つ一つのポーズを小さくスローモーションで観ていきます。レッスン中はとてもしんどいんだけど後々の身体の軽さは素晴らしく気持ちの良いものです♪


ところで、今回通訳をしたことで私の中・高校時代の夢が叶いました。いつまでもずっと「私なんて、私の英語力なんて」と思っていたのですが思いがけずかおりさんからお話を戴いて背中を押してもらって4日間を過ごしました。初日はずーっと忘れていた胃の痛みを思い出させてくれました(笑)。しんどかった!私より経験の深いヨガインストラクターの方々も前にして、ウラジミールのそばでちょろちょろ動きながら(近くに居ないと声が聴こえないから邪魔にならないようにちょろちょろとね)聴いて頭を動かしてそのうちに声を出して、分からなければまた邪魔にならないように聴いてみたり・・・。ぐったりでした。5回のセッションのうち移動やランチタイムで彼の英語にも慣れてきて最終のプライベートはよい呼吸で過ごせたと自己満足しています。学生の頃もしなかった単語帳書きや、何度も音声を聴いて分からない部分を解消させていくという(Youtubeに感謝!!)私にしては地道に準備をしたことが初日の緊張はさておいて「なんとかなった♪」につながったのかなぁと思います。

通訳を挟むと、その分時間が必要で言語が共通の環境より内容が少なくなってしまいます。講師は比喩表現を使うことも多く、彼のイメージに沿わせないと参加者の身体にはしみこみませんし、希少な先生の機会を出来るだけ豊かにと通訳の役割って重要だと感じました。来月の最終週からは毎日指導者養成講座の先生の通訳へ入ります。ヨガプラスの指導者養成講座200時間平日集中講座で後半2週間つとめます♪

中学の時に買った本です。「通訳になるにはこんな条件が必要だ」的なことが並んでいて、ひるんで挑戦する気が失せたもんです;^^ そんな私もまわりにまわって「通訳料」を戴く事ができました。

小さい頃に憧れていたものはいつまでも消えないでいること、なんとなく気になることにずっと触れ続けているとなんとなくそうなるんだなぁと気づきます。現在の環境は自分で選んだものでもあるけれど家族や友人が繋げてくれたもの。まわりまわってやってきたこの機会からそんな関係性や感謝の気持ちを掘り起こすことが出来ました。