Wednesday, February 17, 2016

備忘 誰かに言葉と自分のみかた

最近お友達になった人からたまたま持っていた本を一冊戴きました。

食いしん坊のシャンソン歌手、石井好子さんの随筆でした。

装丁がかわいらしかったから、「わぁ」って笑っていたら、その人はもの書きで、

けっこうこの人の文章好きなんですって言ってらして。

短文で季節や時間や、主語述語目的語がシンプルでわかりやすい日本語の文章で、

擬音語も分かり易いものをシンプル、とにかくシンプルに書かれていていいなぁと思いました。

それなのに、その人の何かしらが伝わってくるような。

とにかく人は勝手に言葉から自分の想像を膨らませちゃうもの。

誰かかからかけられた言葉って読んだ言葉よりも強力に自分を知る手がかかりにしたり、

ただただ悩みの原因にもなったり。

誰かがその人の何かを判断して放たれた言葉はその人の心にどんなに小さくても波紋で残る。

その価値観と自分の実感を合わせていくかも経験で勉強で、

これもバランスですねってお話していました。

人は本当に多面的だから。

多面的なことを自分も相手も踏まえて話すと、きっと楽。

そして、不特定多数の誰かが騒いでいることにあまり頭を持っていかれないこと。