Thursday, August 21, 2014

アイアンガー先生がお亡くなりになりました

昨日、日本時間の夕刻に現代ヨガの最も偉大な指導者B.S.K.アイアンガー氏がインドにてお亡くなりになりました。96歳であられました。その数時間後の大阪でのクラスで私はそのことを知りました。冒頭で、相澤三千代先生がそのことを泣きながら伝えられたからです。

クラスの始まりはいつも安定した座法で胸の真ん中で手を合わせることから始めます。しかし昨日は「いつもはね、顔を前に向けるけど・・・今日は頭を下げましょう。」と静かに皆さんとご冥福をお祈りしました。インドのお葬式、しかも偉大なグルジとなれば大きく長い儀式となるそうで、三千代先生はVISA用意出来次第インドへ行きますと仰いました。

アイアンガー先生 プラナヤマ(調息法の解説ページ)
三千代先生は80年代はじめにアイアンガー氏が初めて来日した時に感銘を受けられ、以降柳生直子先生と共に渡印してはご指導を受けてこられたんですね。当時は日本ではアイアンガーヨガを教えられる人は日本ではおらず、そうするしかなかったんですね。それほどの惚れ込みようだったのです。

アイアンガーヨガと他のヨガの大きな違いは、そのアライメントの正確性にあります。ただのストレッチでは無く、身体を丸ごと考えて正しい使い方を知って自ら導いていく、そして心もより良い状態へというものです。昨日三千代先生は

「日頃アイアンガー先生は仰ってました。
”ただ、するんじゃない。感じること。感じながら気づき、自分をコントロールしていくこと。”」と。

付け加えて

「今直ぐ出来なくてもええんです。知りながら、それをちゃんと頭にメモしてそして続けるんです。」

と♪

そうなんですよね。
三千代先生はとっても明るくチャーミング。大好きです♪
その後ろには、今は逢えなくなってしまったけれどアイアンガー先生がきっとずっといらっしゃる。
三千代先生を見ながらアイアンガー先生を感じて、私も自分の練習を進めたいと改めて思いました。
日本語版は「ハタヨガの真髄」で出ています